当社の車両は、JR北海道から譲り受けたディーゼル気動車「キハ40形」を使用しております。道南の四季をテーマに、各車カラフルなデザインを施しました。また、懐かしい国鉄時代の塗色である、「首都圏色(タラコ色)」・「急行色」を復刻し運行しております。
車両の座席は、向かい合わせのボックスシートと窓を背にするロングシートがあり、お手洗い(和式)の設備がございます。
なお、冷房設備は備えておらず、送風機を設置しております。窓が開きますので、外からの風を感じながらの乗車も楽しんでいただくことができます。
なお、車両の運用は、当社ホームページお知らせの「道南いさりび鉄道線の車両運用予定について」をご覧ください。
デザインテーマは「道南の四季」
海沿いを走る列車の車窓に広がる津軽海峡と、函館山を望む雄大な景色!!
冬の終わりとともに一斉に花々が咲き誇る春!
真っ青な海の漁り火、豊かな森が印象的な夏!
木々の多彩な色の変化が美しい秋!
すべてのものが白い雪で覆われる冬!
道南いさりび鉄道の車両は、四季折々に表現を変える豊かな自然の中を走り、街々と人を結びます。
▲特別運行した「四季編成」の様子(撮影:清川口・久根別間)
車両紹介
地域情報発信列車【ながまれ号】車番:1793/1799
「ながまれ」とは道南地方の古い方言で「ゆっくりして」・「のんびりして」の意。道南スギのテーブルやヘッドレストを取り付け地域の食事を楽しむ観光列車としても運行する。
車体の色は、夕暮れから夜に移り変わる、わずかに太陽の温かさを残している空の色をイメージした深い濃紺色(トワイライト・ネイビーブルー)とし、津軽海峡の水平線と、そこに浮かぶ函館山のシルエット、「いさりび」や「街の灯り」を連想させる明かりを、ロゴのオレンジを使いライン上にリズミカルに配置しました。車体上部には、夜空を彩る星々を散りばめ、静けさの中にも華やかさを演出している。「夏」カラー。
2022年春からは、従来からのフルラッピング車両(1793)と、ながまれのロゴとシルエットラインを描いたシンプルラッピング車両(1799)となっております。
▲(1793号、撮影:釜谷・渡島当別間)
▲(1799号、撮影:七重浜駅構内)
2023年 お食事を伴う観光列車「ながまれ海峡号」のご案内はこちらから
【山吹色】車番:1812
「春」カラー。道南の春の訪れを告げる花エゾカンゾウの黄色をイメージしている。
▲(撮影:泉沢・釜谷間)
【濃緑色】車番:1810
「夏」カラー。北海道の短い夏を惜しむかのように、真っ青な海に緑に輝く森が爽やかな風を運び、窓を開けた車内にを吹き抜けていく様子をイメージしている。
▲(撮影:七重浜・五稜郭間)
【濃赤色】車番:1796/1814
「秋」カラー。毛ガニ、本マグロ、甘エビ、ホッキ貝、はこだて和牛にシカ肉、味が濃厚なトマトや小豆、リンゴにさくらんぼ…
食欲の秋には赤い食材が多くあり、さらに赤とんぼ、紅葉をイメージしている。
▲(撮影:茂辺地・上磯間)
【白色】車番:1815
道も車も建物も、人の営みを感じさせるすべての痕跡が一様に白い雪に覆われる北海道の冬!雪原を走る列車もまた壮厳な白で、景色の一部に溶け込む様子をイメージしている。
▲(撮影:清川口・久根別間)
【国鉄 首都圏色】車番:1807
旧国鉄時代に運行された時のカラーを復刻。特徴的な色から「タラコ色」とも呼ばれた。
▲(撮影:泉沢・釜谷間)
【国鉄 急行色】車番:1798
旧国鉄時代の急行車両色を復刻。本来はキハ40形には塗られなかった色ではあるが、国鉄カラーの印象度が高い色として、親しまれている。
▲(撮影:茂辺地・上磯間)