沿線の見どころ

東久根別(ひがしくねべつ)駅

 1986年に周辺人口の増加に伴い開業した無人駅で、廃貨車となった「 ワフ29500形」を改造した駅舎です。                                  

 中には、トイレや洗面台、ストーブが備え付けられ、貨車駅としては充実した建物となっています。

 久根別の語源はアイヌ語の「クンネペツ」黒い川に由来しています。

東久根別駅

清川口(きよかわぐち)駅

 1956年に開業した駅で、以前は駅舎内に清川口駅売店があり、乗車券を発売しておりましたが、当社に移管される前に無くなり、現在は無人駅となっています。

 2018年に駅舎の改装の際に、「ながまれ号」と同じデザインに塗り替えられました。夜になると柱の部分がライトアップされます。

 駅横には北斗市役所、踏切を渡ると北斗市総合文化センター「かなで~る」の最寄り駅であり、副駅名にも使われています。

清川口駅①

上磯(かみいそ)駅~矢不来(やふらい)信号場~茂辺地(もへじ)駅

 上磯駅から上磯トンネルを抜けると矢不来信号場があります。この信号場は,1990年6月4日にJR江差線(当時)の列車増発に対応するため、列車の交換箇所を増やす目的で開設されました。

 この信号場を通過する際に,函館湾に浮かぶように見える函館山をお楽しみいただけます。

 また,観光列車と函館8:53発 木古内行きの定期列車は,この信号場で停車いたしますので,その眺望をゆっくりお楽しみいただけます。
※時刻は,令和6年3月16日改正のダイヤに基づいております。

矢不来信号場

矢不来のボーズ

 矢不来信号場と茂辺地トンネルの間から,海中に波に根元をえぐられた高さ3mくらいのコンクリート製の丸い柱状の物体が見えます。この物体はいつ何のために設置されたものであるか、長らく不明の物体でしたが、昭和53年、北海道新聞の記事で取り上げられた際、旧陸軍の方から、「これは函館山にあった大砲の位置(角度)を決める為、毎日の潮位を測定するための定点であった」旨が指摘され、その用途が判明したとされています。

矢不来のボーズ

北斗星スクエア

 茂辺地駅から徒歩5分に寝台特急「北斗星」が設置されている北斗星広場があります。

 青函トンネルが開業した1988年から、北海道新幹線開業前年の2015年までの27年間、東京の上野駅と札幌駅を結んだ寝台特急「北斗星」。

 引退後ほとんどの車両が解体されましたが、茂辺地町内の中学校跡地のグラウンドで、客車2両が2016年7月からクラウドファンディングにより保存・展示され、2022年4月からは簡易宿泊施設として営業を始め、泊まることができるようになりました。
(冬期間は休業となります)

寝台列車に乗った気分で、一晩過ごしてみてはいかがでしょうか。

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渡島当別(おしまとうべつ)駅

 トラピスト修道院の最寄り駅で,副駅名をトラピスト修道院入り口としています。

 駅舎は修道院をイメージした可愛らしい外観(三角屋根やアーチの窓)になっており、駅舎内には陶器製の聖像も飾られています。

 駅舎は、渡島当別郵便局との合築になっています。

渡島当別駅①

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トラピスト修道院

 渡島当別駅から徒歩20分にあるトラピスト修道院は,1896(明治29)年に創設された日本最初のカトリック男子修道院です。

 修道院では創建当初から開墾・農耕・牧畜が盛んに行われ、現在に至ります。ここで作られるトラピストバターやクッキー、バター飴、ジャムは、北海道を代表する観光みやげ品として人気です!

 また、修道院まで800m続くポプラ並木は「ローマへの道」とも呼ばれています。

トラピスト修道院

釜谷(かまや)駅

 駅舎は国鉄時代末期の1986年に造られ、廃貨車「ワム80000形」を改造し再利用したものです。

 待合室には、駅の管理をしている吉田さん(通称駅オバ)が手作りしたおりがみの飾りなどが飾られていてホッコリした気分になります。また、国鉄時代から「車両がきれいに見える」撮影スポットとして有名で撮影のためにこの駅を訪れる方も多くいます。

 

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泉沢(いずみさわ)駅

 季節の花々を楽しめる駅として有名で、別名「花の駅」とも言われています。

跨線橋からは津軽海峡を広々と見渡すことができ、海の見える駅としても知られています。

泉沢駅①

サラキ岬・咸臨丸(かんりんまる)

 釜谷駅と泉沢駅からそれぞれ徒歩20分にあるサラキ岬,岬の岩礁は沖合いに浅く突き出ており、これまで何隻もの船が座礁を繰り返した海の難所として指定されています。

 1871(明治4)年には、徳川幕府が近代海軍創立のためにオランダに発注して造らせた機帆走軍艦「咸臨丸」が、こちらの岩礁帯に乗り上げて座礁、沈没しました。

 咸臨丸は1856(安政3)年に完成し、長崎海軍伝習所の練習艦として活躍し、多くの日本人が乗艦訓練を通して船の操舵についての最先端技術を学びました。

サラキ岬咸臨丸

 咸臨丸がオランダで誕生したことが縁を結び、チューリップの花壇が整備され、咸臨丸のモニュメントや終焉記念碑、史跡看板などが設置されています。

 また、毎年5月には約60種、5万本のチューリップが花開き、物産展やイベントが行われる「チューリップフェア」が開催され、多くの観光客が訪れています。

サラキ岬チューリップ

札苅(さつかり)駅

 駅を見守るかのように樹齢100年を超える銀杏の木が植えられています。

 毎年冬には「札苅やる会(がい)」(地元のまちおこし)協力のもと、ライトアップを行っています!

札苅駅

札苅駅ライトアップ

札苅村上芝桜園(さつかりむらかみしばざくらえん)

 個人宅(村上さん)の芝桜園。村上さんの趣味で始まったが、種類や色も豊富で手入れが行き届いているため、現在では口コミで広まり毎年5月上旬には大勢の人が訪れています。

 また、道南いさりび鉄道の沿線にあるため、列車とのコラボも楽しむことができる撮影スポットとしても注目されています!

札苅村上芝桜園①

札苅村上芝桜園②

道の駅「みそぎの郷きこない」

 木古内駅南口から徒歩1分にある平成28年1月13日にオープンした木古内町の道の駅です。当

 施設は、観光コンシェルジュが常駐し、道南西部9町の旬な情報を発信するほか、バスの待合所、小さな公園があるなど地域の休憩スポットにもなっています。

 旅行雑誌が主催する「道の駅ランキング」で2022年総合1位に輝いています。

木古内道の駅

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道の駅「みそぎの郷きこない」公式ホームページはこちら

薬師山(やくしやま)

 標高70mほどの小さな山で、山頂からは、木古内町の街並みや津軽海峡を一望できます。
隣接する萩山との山中には、整備された遊歩道もあり森林浴には最適です

 木古内駅北口から徒歩15分

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みそぎ浜

 木古内町が誇る伝統神事「寒中みそぎ祭り」のメインとなる場所です。津軽海峡に面して美しい鳥居が立ち、函館山や下北半島などが見渡せるウッドデッキなども整備されています。

木古内駅南口から徒歩7分

みそぎ浜